【報告】防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎」共催

昨年、2022/11/13(日)に愛知県で防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎」が開催されました。
今年は、3.11メモリアルネットワークは「共催」の形で関わらせていただきました。
「東北から愛知へ、愛知から未来へ」をテーマに、第2部「3.11の体験と教訓を未来へ」では、岩手・宮城・福島で多様な手法で伝承に取り組む3団体が発表、続く第3部では、東北と愛知のメンバーでパネルディスカッションが行われ、会場180名・オンライン40名と大変多くの方にご参加いただきました。
 
※行事の詳細情報はあいち・なごや強靭化共創センターHP(外部サイト)をご覧ください。
YouTube視聴や「活動報告書」ダウンロードができます。
 

第1部 映画上映会「たゆたえども沈まず」

東日本大震災からの10年間を描いた記録映画の上映会を通じて、改めて、災害の恐ろしさ、また伝承の大切さを実感する機会となりました。
 

第2部 3.11の体験と教訓を未来へ~私たちはこうして伝え継ぐ~

第2部では、東北3県で震災伝承に取り組む3組の皆さんに、「甚句」「オンライン配信」「朗読劇」をご発表いただきました。
 
YouTubeで動画をご覧いただくことができます。※公開期限:2023年12月20日予定


○「東北の震災伝承活動の現状」(公益社団法人3.11メモリアルネットワーク 代表理事 武田慎真一)
○津波甚句(釜石あの日あの時甚句つたえ隊)
○オンライン語り部(一般社団法人健太いのちの教室)
○3.11メモリアル演劇公演 声と手話による朗読劇「生きている 生きてゆく〜ビッグパレット避難所記より〜」
 
東日本大震災から時間が経過する中で、さまざまな形で、工夫しながら継続されてきた伝承の取り組みを、愛知の皆様に生でお届けできる、大変貴重な機会となりました。

 

第3部 ~東北から愛知へ、愛知から未来へ~

第1部・第2部を受けて、今後どう行動していくか。最後に、愛知・東北のメンバーによる、グループワーク・パネルディスカッションが行われました。
若い世代の方からも、非常に頼もしい発言がありました。
あいち・なごや強靭化共創センターHPから、動画をご覧いただくことができます。

 
 
3.11メモリアルネットワークとして「つなぎ舎」への関わりは今年で3年目となりましたが、今回は、特に大きな行事となりました。
愛知・東海地方の皆様とふれあう中で、東日本大地震被災地から、南海トラフ地震が想定される地域に暮らす皆様へ、災害の経験と教訓を伝えていく責務を改めて実感しました。