【報告】11/23(土) 若者プロジェクト「メディアコラボ」

11/23(土)若者プロジェクトで新企画「メディアコラボ」と題しまして、若者とメディアが被災取材・報道についてディスカッションをしました。
若者プロジェクトの代名詞でもある「若者トーク」でも、「メディア」について話題にあげて話し合ってきました。

▼若者トークの歩みはこちら(PDF)

今回の「メディアコラボ」を企画した背景は、被災地や被災者にとって「マスメディア」による被災地取材・報道は大きな影響があります。

▼「メディアコラボ」企画背景はこちら(PDF)

 

今回の目的は、被災地報道・取材について様々なことを共有すること。また2021年の東日本大震災から10年目を迎えるにあたって理想的な伝え方について話し合いました。

参加者は若者プロジェクト関係者、メディア関係者、311メモリアルネットワークの参加者で44名の方に参加していただきました。

被災地取材・報道について「取材される側」と「取材する側」の経験について、両側面から共有してもらいました。

 

佐藤敏郎さん(311MN若者プロジェクトリーダー)


報道は小さな窓でその窓から想像を膨らませることが大切

 

百武信幸さん(毎日新聞社)


被災地取材の難しさ、悩みなどを語ってくれました。

 

メディアコラボ後半は3つのグループに分かれ、グループディスカッションをしました。
若者、メディアのそれぞれの経験したことから、被災地取材・報道についての「違和感」などを話し合いました。

現場で感じたことを記事にする難しさや、「分かりやすさ」を求めることによって編集される報道の違和感。

1つの取材に対する準備の難しさや関係性の構築。取材チーム内での意識共有など様々な事実を共有することができました。
アンケートには、メディア同士で交流する機会が貴重でした。などとても良い機会になりました。
そして同時に、「メディアコラボ」はこれから先も必要なイベントだと強く感じました。

「伝える」を共通項に、被災地報道・取材が、アップデートされるようにこれからも一緒に取り組んでいきたいと思います。
 
(文:永沼悠斗)