【報告】 9/3(火)活動報告会in東京を開催

9/3(火)に日本たばこ産業株式会社(以下、JT)、認定非営利活動法人日本NPOセンターのご協力により、東京・虎ノ門のJTビルにて「3.11メモリアルネットワーク活動報告会in東京」を開催しました。

今回は、岩手・宮城・福島の3県を中心に連携を進めていく体制となってから初めての東京での活動報告会で、当日は、企業・行政・教育・メディア・一般の方約50名がご来場くださいました。

短い時間ではありましたが、現在の3.11被災地の伝承の課題、3県の伝承活動事例報告、そしてネットワークの役割を、各地で活動を続ける当事者の立場から発表させていただきました。

はじめに、武田共同代表から、震災から間もなく8年半を迎える被災地域の今の状況と、震災伝承の必要性と課題、そのなかでネットワークの目指すものや役割についてお話しいただきました。

「行政や多様な主体と協力しながら、まとまって情報の受発信を行い、次世代に伝え継ぐ基盤をつくっていきたい。」

次に、3.11メモリアルネットワーク理事で「桜ライン311」代表理事の岡本翔馬さんより、岩手県陸前高田市での活動事例と伝承ネットワークの意義についてお話しいただきました。

「連綿と伝承を続けていくために、全体と個のバランスをとり、世の中のニーズにあわせて、仕組みに変えていくネットワークを目指す。」

宮城県からのお一人目は、「雄勝花物語」代表理事の徳水利枝さん(3.11メモリアルネットワーク会員)です。石巻市雄勝町での活動事例をご報告いただきました。

「3.11の前まで、災害の死がこれほど厳しいことを知る機会がなかった。だから私は今、伝えています。」

宮城県からのお二人目、津波復興祈念資料館「閖上の記憶」で語り部をされている丹野祐子さん(3.11メモリアルネットワーク会員)より、宮城県名取市閖上の活動事例をご報告いただきました。

「なぜ語るのか?-助けられなかった命があるから。失うものの大きさ、辛さを気づいてからでは遅い。その前に気がついてほしい。」

福島県からは、3.11メモリアルネットワーク理事で「富岡町3・11を語る会」の代表の青木淑子さんより、富岡町での活動事例をご報告いただきました。

「町を壊すのも人なら、町を創るのも人である、と信じて語り人(かたりべ)活動を続けている。」

最後に、事務局長の中川より、ネットワークの近況のご報告とご支援のお願いをさせていただきました。

 

報告会の後、ご参加いただいた方々から「また次回も参加したい」という声を多くいただきました。

具体的なことは決まっていませんが、今後もこうした機会を設けてまいりたいと考えております。


青木さんが、発表のなかで、「ともすれば、自分だけが辛い、自分の地域が一番大変だと思いがちだが、いろんな方の経験、教訓を聞き、一つ一つの体験が面になっていくことの大切さを感じた」と話してくださいました。登壇された皆さんも一様に「他の方のお話しを聞けて良かった」とおっしゃっていました。

もちろん、一義的にはご参加の皆さまに対する発信の機会でしたが、今回のようなコラボレーション企画を通じて、当事者一人一人の実感として横のつながりや一体感、全体への意識が醸成されていくことも、意義深いことだと感じました。

一方で、横のつながりができてきても、それをベースに多くの人に役立つ仕組みをつくったり、将来にわたる社会的な価値を生み出すのは、本当に難しいことですが、その難しさを引き受けて、災害時にも大切なものを守れる社会の実施に資するプラットフォームを目指し、今後も活動してまいりたいと思います。

この度の開催にあたり、ご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!

会場の様子

 

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