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七ヶ浜みんなの家PJ、聞き取り開始!

七ヶ浜町の震災伝承を未来へつなぐ取り組みの一環として、みんなの家を拠点に、七ヶ浜町民の皆さんへの聞き取り記録を進めています。

東日本大震災から15年以上が経ちました。震災当時、七ヶ浜町に長期間支援に来てくださっていたレスキューストックヤードから、「南海トラフ地震など、これから起こりうる災害に備えるために、七ヶ浜町の皆さんの体験や想いをぜひ聞かせてほしい」というお話をいただきました。

普段、語り部として活動されている方だけでなく、町民一人ひとりの体験や記憶の中にも、南海トラフ地震想定地域の方々や震災を経験していない世代にとって大切な学びがあります。その一つひとつの声を未来へつないでいくため、聞き取りを進めています。

その第1回として、七ヶ浜町菖蒲田浜出身の渡邉洋子さんにお話を伺いました。

渡邉さんは、東日本大震災当時、老人福祉センター「浜風」に勤務されており、高齢者の送迎中のバスの中で地震に遭われました。その後は中央公民館・老人福祉センター周辺で避難所運営に携わり、避難してきた方々への対応や、トイレ・食事・医療・物資配布など、当時の現場で何が起きていたのかを、一つひとつ丁寧にお話しくださいました。

聞き取りでは、震災当日の出来事だけでなく、日頃の備えの大切さ、全国から駆けつけてくださった支援者への感謝、そして南海トラフ地震など今後大きな災害が想定される地域の方々や、震災を経験していない世代へ伝えたい思いについても伺いました。

私自身も小学2年生の時に七ヶ浜町で東日本大震災を経験しましたが、避難所で生活をしていなかったため、その時の様子を詳しく知る機会はありませんでした。今回、渡邉さんのお話を伺い、避難所運営の大変さだけでなく、その場にいた一人ひとりが役割を担い、人とのつながりや支え合いによって避難所が支えられていたことを知りました。同じ七ヶ浜で震災を経験していても、立場が違えば経験や見えていた景色も異なることを改めて実感し、一人ひとりの経験を記録として残していくことの大切さを強く感じました。

また、渡邉さんは震災後もレスキューストックヤードとの交流を続け、石川県にも足を運ばれた経験についてもお話しくださいました。「恩返しをしなくちゃ」「また災害があった時には自然に体が動くと思う」という言葉がとても印象に残っています。支援を受けた経験が、今度は誰かを支える力へとつながっている姿から、人と人とのつながりが新たな支援を生み出していくことの大切さを改めて感じました。

この聞き取りは、レスキューストックヤードのクラウドファンディング「宮城・七ヶ浜に災害の学び舎をつくりたい!」のお陰で実施できており、ご支援いただいた皆さまに改めて御礼申し上げます。

今回撮影した動画は、ご本人に内容をご確認いただいたうえで編集を進め、後日公開する予定です。

また、9月11日には、東日本大震災から15年半という節目に、レスキューストックヤードの皆さんが設けてくださる場で、今回の聞き取りや今後予定している聞き取りを通して、私自身が学んだことや感じたことをお話しする予定です。町民の皆さんからお聞かせいただいた経験や思いを、七ヶ浜だけでなく、南海トラフ地震想定地域の方々や震災を経験していない次世代へ届けられるよう、引き続き聞き取りを重ねていきます。

これからも、一人ひとりの経験や思いを丁寧に記録し、七ヶ浜で起きたこと、そして聞き取りを通して受け継いだ教訓を未来へ伝承してゆきます。この取り組みにより、震災を経験した地域と経験していない地域、そして世代をつなぎ、一人でも多くの命を守ることにつなげることができます。

聞き取りは、撮影して終わりではありません。ご本人による内容確認、映像編集、記録の公開、次世代へ届ける活動まで、多くの時間と費用が必要です。一人ひとりの経験を未来の防災へつなぐため、継続的なご支援をお願いします!

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