2024年震災伝承活動調査報告書冊子の公開
この度、2024年12月までの岩手・宮城・福島での震災伝承活動の現状調査報告書を公開しました。
※以下のボタンを押すとPDF(約7.1MB)が表示されます。
本報告書は、以下の速報・詳報を元に若干数の追加回答のグラフへの反映した他、東日本大震災の伝承に関わる基本方針の確認や持続可能な震災伝承についての現状を追記して発行させていただくものです。
2024年震災伝承調査第1弾(来訪者推移)
2024年東日本大震災伝承活動調査第2弾(詳報)
2024年東日本大震災伝承活動調査第1弾、第2弾統合報告
公益社団法人3.11メモリアルネットワークでは、東北の伝承活動の現状と課題の共有、防災・減災活動の活性化を目的に、2017年より「東日本大震災伝承活動調査」を行い、報告書を発行しています。
※2020版 ブログ:2020年東日本大震災伝承活動調査報告書
(旧3.11みらいサポートWEBサイト)
※2021版ブログ:2021年東日本大震災伝承活動調査報告書
※2022版ブログ:2022年東日本大震災伝承活動調査報告書
※2023版ブログ:2023年東日本大震災伝承活動調査報告書
ご協力をいただきました震災学習プログラム実施団体、伝承施設の皆さまに、改めて感謝申し上げます。
南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝地震のような巨大災害が想定され、能登半島地震などの災害が全国で相次ぎ「より良い復興」や人間復興が求められる上で、東日本大震災の経験や教訓を次世代へ伝える活動が、国民一人一人が、家族で、地域で、学校や職場で、命を守る主体性を促す力となります。
東日本大震災発災からの15年は、終わりではなく、始まり。
本調査報告書が、東日本大震災のみならず、全国の災害発生時・復旧・復興期・平常時における伝承の価値を伝え、未来の命を守る力る上で少しでも参考になれば幸いです。
概要
【名称】 2024年東日本大震災伝承調査報告書
【発行者】 公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
【協力】 東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔准教授
【研究支援】一般財団法人みちのく創生支援機構
目次
はじめに
1.2024年東日本大震災震災伝承活動調査報告書の概要
2.東日本大震災の伝承に関わる方針と現状
3.震災学習プログラム、震災伝承視察への来訪数推移
4.震災伝承活動の現状・課題
5.持続可能な震災伝承活動に向けて
6.震災伝承活動の可能性
7.おわりに
巻末資料1.各震災学習プログラム提供団体の基本情報・来訪数推移
巻末資料2.各震災伝承施設の基本情報・来館者数推移
巻末資料3.参考文献
掲載情報例
・14年間の震災伝承団体、伝承施設の数と来訪数の推移
・復興方針等における「教訓の伝承」関連記述の変遷
2020年震災伝承調査において、「復興原則第1:教訓を次世代に伝承」と、「復興原則第2:地域・コミュニティ主体の復興」の2原則について、「8年後復興方針」までの整理をしていたが、そこに「14年後復興方針」の変更点を追記すると下図のように示される
復興方針等における「教訓の伝承」関連記述の変遷
復興基本方針等における「地域主体の復興」や多様な主体に関する関連記述の変遷
広島平和記念資料館との来訪数比較
震災伝承に関しては、「重くて暗い」、「14年も経過している」ことから、収束もやむを得ないとする見解もある。しかしながら、広島市の平和記念資料館(原爆資料館)の来訪数は、2024年12月までの最新動向によれば、コロナ禍により2年間激減した後、V字回復し、2024年にはコロナ禍前よりも増加し220万人に達している。一方で、東北の伝承施設の来訪数は2023年から2024に減少に転じており、その39施設(閉館含む)の合計数も広島市平和記念資料館1館の来館数より少ないのが現状である。
2024年震災伝承調査報告書本文をダウンロードの上、ご活用いただければ幸いです。
※次回2025年(1~12月来訪数)の調査は2026年1月に実施し、2026年2~3月に速報公開予定です。
伝承活動の持続可能性を高めるため、伝承団体や研究者、メディアの方々からご希望の設問があれば調査への反映を検討しますのでお問い合わせください。


