東日本大震災に関する研究調査への3年間継続支援協定
2025年6月25日、一般財団法人みちのく創生支援機構と「東日本大震災の伝承に関する研究調査の連携・協力に関する協定書」の調印式を開催し、メディアにも取り上げていただくことができました。
私どもが継続してきた東日本大震災伝承調査に対して、ご支援をいただけます。
東日本大震災伝承活動の継続が楽観視できないなか、みちのく創生支援機構より支援活動の目的を非常に合致する、ということで、毎年500万円、3年間の研究支援をいただけます。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
協定書調印式では、みちのく創生支援機構三浦理事長より、3.11メモリアルネットワークのWIN-WINだけでなく、国民もWINになる、「WINの三方良し」の活動となるよう期待の言葉を頂戴しました。
3.11メモリアルネットワーク武田代表理事からは、これまでの震災伝承調査により、2024年から来訪数が減少し始めたこと、現場の団体の90%以上が継続の不安を抱えていることを紹介させていただき、将来「誰も引き継げなかった」ということになりかねない中、民間でネットワーク組みながら活動していることに対する多額の支援について、感謝のご挨拶をさせていただきました。
第2期復興創生期間の終了に伴う「震災伝承の崖」が近づく中、「崖の向こう」に続く次世代への継続の道のりへの大きな可能性を感じております。
今回は、1団体から1団体への支援、という形ではあるものの、私たちへの支援というよりも、それぞれの立場で震災伝承の現場に何かの支援をしてこう、社会全体へ大切さを伝えていこう、という面もあると理解しています。
市民の側から出来ることを積かせることは民間ネットワークの大きな役目ですので、今後も広がりと深みのある震災伝承活動を邁進して参ります。