全国の教職員対象「311被災地視察研修」を実施しました/21都府県38名が参加、東日本大震災の学校被災現場の知見と教訓を共有しました

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能登から石巻へ、希望のバトン  ~穴水中学生からのメッセージ~(開催報告)

2026年3月11日、伝承交流施設MEET門脇を会場に能登と石巻を繋ぐオンライン交流会・報告会を開催しました。

 

東日本大震災を経験した、当時門脇小学校児童・髙橋輝良々さんと、3.11メモリアルネットワーク職員・阿部任が2025年11月28日から、能登半島地震の被害を受けた穴水中学校を訪問し、中学生による奥能登語り継ぎプロジェクトに参加しました。能登半島地震で被災した石川県穴水町の穴水中3年生が語り継ぎに挑戦するにあたり、東日本大震災の伝承活動を行う髙橋、阿部から伝承に取り組むきっかけや想い、心構えなどを共有し、奥能登の被災状況を学ぶツアーにも同行しました。

それから3か月後、プロジェクトに参加した中学生からの報告と、能登半島地震の被災地から東日本大震災の被災地へのメッセージを繋ぐ取り組みとして「能登から石巻へ 穴水中学生からのメッセージ」を開催しました。

 

 

当日は、穴水中学校の廣澤孝俊校長から、能登半島地震後の学校の様子とプロジェクトの取り組みについてお話しいただきました。校長は、石巻から訪れた二人の存在を「希望のバトン」と表現し、3月11日に東北と能登がつながることの意義を語りました。被災直後は、登校できる生徒とオンライン参加の生徒によるハイブリッド授業から学校生活が始まったことも紹介されました。

こちらをクリックすると資料PDFをダウンロードいただけます(1.06 MB)

 

 

続いて、生徒たちがプロジェクトを通して感じたことや、被災地で学んだことを発表しました。現地の人の話を聞き、自分の目で被災地を見ることで、防災は備蓄だけでなく、人とのつながりや経験も大切なのだと実感したこと、自分たちの言葉で伝えていく重要性に気づいたことなどが語られました。

穴水中学生による語り部動画はこちらからご覧いただけます(Googleドライブ)

代表生徒によるメッセージでは、「当たり前は当たり前ではない」という震災からの学びと、「支えられる立場から支える立場へ」という決意が、まっすぐな言葉で伝えられました。温かいご飯が食べられること、友達と学校で笑い合えること、家族がそばにいること――そうした日常の尊さをあらためて見つめ直し、「もしまたどこかで震災が起こったら、その時は自分たちが真っ先に支えに行きたい」という力強い言葉が印象に残りました。

 

 

会場参加者との感想共有も行われ、地域や世代を越えてつながる時間となりました。穴水中学校の皆さんからは、これからも石巻とつながり続けたいという言葉もあり、今回の交流が一度きりではない、未来へ続く関係の始まりであることを感じさせました。

 

 

東日本大震災から15年となる3月11日に、石巻と能登を結ぶ場を持てたことは、大きな意味のある出来事でした。今回の交流を通して生まれた思いや学びを、これから先も地域を越えて受け継いでまいります。

 


メディア掲載情報
2026/3/12 中日新聞 【東日本大震災15年】語り部の先輩 石巻に学ぶ 穴水中生 オンライン交流 講座受講10人「災害起きたら 真っ先に支える」
2026/3/12 河北新報 伝承の意義を能登と共有 宮城・石巻の語り部、石川・穴水中生とオンライン交流
2026/3/12 毎日新聞 「当たり前は当たり前じゃない」 能登の中学生が東北の被災者と交流
2026/3/12 北陸朝日放送 東日本大震災から15年・中学生が「能登から石巻へメッセージ」
2026/3/12 北國新聞 東日本大震災15年〉ネットで交流 穴水中と石巻
2026/3/17 北國新聞 【記者つれづれ】「支えにいく」若者

 

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